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事務局員 相田


≪2004年冬号≫
南部協合同例会
「ふるさとの愛でお客様の再生をー経営指針の追求で新しい旅館文化の創造」

9月22日
報告者:株式会社 仙仁温泉「岩の湯」代表取締役 金井辰巳氏
ふるさとの親父、金井社長の仙仁温泉「岩の湯」は人生を一杯凝縮した旅館でありました。

「一年先まで予約で一杯。旅行紙『じゃらん』で、もう一度行ってみたい旅館ランング一位・・・」のタイトルで、前評判高き仙仁温泉「岩の湯」金井社長のお話を拝見・拝聴いたしました。どれだけすごいカリスマ性を持ったお方かとドキドキして拝聴いたしましたが、どうも話を聞いていきますに親近感といいますか親しみを感じてまいりました。
長野の片田舎、須坂でお父様が旅館を開業。ご当人の金井社長は昭和53年家業に就き、翌年お母様がお倒れになります(後、ご生還されました)。そのとき出された結論は「戦略のない個人の努力は虚しい。付加価値のない商売は身を削るだけ、そして女性に苦労させる商売をしていてはだめだ」とのことでした。これを奮起に64年、現在の「岩の湯」旅館を新生オープン。でも開始早々に起こった内部紛争を経たのち、はっと気づかれます、社員の普通の感覚を忘れていた自分に。それから旅館の常識である土日、正月等を家庭人でもある社員のために休みに変えました。人の真似をするのではなく自分たちでできること、自分の信じることをやってゆくスタンスで経営指針を確立されていかれたのです。
金井社長の人生、それは旅館業とご両親のご苦労を人一倍身をもって感じ、これではいけないと悩み、苦しみ、考えぬいた人生。ちょっと昔のふるさとの親父がしていたようなことを素で行ったお方と強く感じました。私が深く思った大切なこととして、華やかな昨今どうしても忘れがちになるビジネスにかけるきっかけ、気概を地でいくことの大切さを感じました。 そして、「顧客が求めているものを自身の肌で感じること」を深く考えさせられました。金井社長いわく、「人は潜在ニーズを満たそうとし旅に来る」とのことです。顧客が何を求めているのか、そしてそれは何なのかを自身で感じ、考え詰める大切さを非常に感じ得ました。私も、是非この「岩の湯」さんに行ってみて、私自身感じてみたいと思いました。が、冒頭のとおり、「一年先まで予約で一杯・・・」なのです。これは、良いものの一人締めとしか言いようがありません。今後は、私の潜在ニーズを一年先まで待たせることなく満たしてくれる「岩の湯」さんにご期待いたしご繁栄を願う後味でした。

井口商事株式会社 代表取締役  井口 真輔

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